池袋周辺にある「旧江戸川乱歩邸」の土蔵は、豊島区の有形文化財に指定されています。
立教大学の「江戸川乱歩記念大衆文化研究センター」として利用されており、さまざまな資料を研究・保存・公開している施設です。
今回は、「旧江戸川乱歩邸」とはどんな施設なのかご紹介します。
池袋周辺の有形文化財:「旧江戸川乱歩邸」とは?
江戸川乱歩とは、大正から昭和にかけて活躍した推理作家です。
後半生を池袋で過ごし、住居は「旧江戸川乱歩邸」として立教大学キャンパス内に残されています。
土蔵内では、江戸川乱歩が収集した貴重な資料を約4万点保管しており、2002年には住居と土蔵および蔵書が立教大学に譲渡されました。
江戸川乱歩記念大衆文化研究センターとは?
2006年には、「旧江戸川乱歩邸」の建物を利用して「江戸川乱歩記念大衆文化研究センター」が設立されました。
センターでは、譲渡された資料の研究・保存・公開を進めています。
●所在地:豊島区西池袋3-34-1(立教大学池袋キャンパス内)
●公開日時:10時30分から15時30分(月曜・水曜・金曜)
●アクセス方法:JR池袋駅西口より、大学正門まで徒歩7分
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、公開日時が異なる場合があるので詳しい情報は公式サイトをご覧ください。
池袋周辺の有形文化財:「旧江戸川乱歩邸」のデジタルアーカイブ
「旧江戸川乱歩邸」では、関連資料などをデジタルアーカイブで公開しています。
江戸川乱歩関連資料(物品)
江戸川乱歩の愛用品などに関する、物品資料のデジタルアーカイブです。
リストを公開しているため、閲覧・利用希望の方は希望日の2週間前までにメールにて問い合わせてください。
Web展示
Web展示では、江戸川乱歩に関する資料のデジタル展示を実施しています。
2021年4月からは、『戦後の乱歩と「レヴュー殺人事件」江戸川乱歩旧蔵資料展』を開催中です。
第二次世界大戦後、江戸川乱歩は欧米ミステリー小説の収集・分析や探偵作家クラブの設立に力を入れていました。
そんな江戸川乱歩の足跡を、蔵書資料からたどる企画です。
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