2016年に生まれ変わった南池袋公園のことをご存じですか?
さまざまなイメージがある池袋ですが、徐々に再開発が進んでおり以前よりも快適に過ごしやすい街になっています。
そこで今回は、そんな池袋の大改造計画のひとつ、南池袋公園について紹介します!
池袋が大改造?リニューアル後の南池袋公園はどう変わった?
リニューアルされた南池袋公園は、だれもが快適に自然を感じられる都会のオアシス的存在になりました。
新しい南池袋公園は、どのような進化を遂げたのでしょうか?
<カフェや芝生エリアができて明るい公園にリニューアル!>
リニューアルされた南池袋公園は、若い女性や子どもがのびのびと楽しく過ごせる明るい公園になりました。
青々とした芝生が生い茂り、ワークショップやヨガを楽しむ人々の姿も見られ、まるでアメリカやヨーロッパのような雰囲気を感じさせます。
芝生公園のそばにはカフェとキッズテラスがあり、芝生に座ってコーヒーを飲む人や新しい遊具で楽しむ子どもたちがいます。
池袋の大改造計画により、南池袋公園はオフィスビルが立ち並ぶ池袋にあって、おしゃれでだれもが楽しめる憩いの場として利用されています。
<「近づきにくい…」そんなイメージを払拭した>
リニューアル前の南池袋公園といえば、ホームレスの方が集まる場所として有名でした。
立ち並ぶ段ボールハウス、修繕できていない設備など、格差社会を象徴とする場所としてメディアに取り上げられることもあり、周辺住民の方には「近づきにくい公園」のイメージが定着していたそうです。
また、当時の南池袋公園は木々が鬱蒼と生い茂っているせいで薄暗く、公園で遊ぶ子どもたちの姿を見ることはほとんどありませんでした。
しかし、池袋の大改造計画をきっかけに、2016年4月、南池袋公園はだれもが過ごしやすい公園へと生まれ変わり、今では多くの区民が集まることとなりました。
池袋が大改造?行政と地域住民の協力で南池袋公園が生まれ変わった!
南池袋公園の雰囲気を一変させた大改造計画の背景には、行政と地域住民の努力と協力があったそうです。
以前は財政難などにより公園の再整備をする余裕がなかった豊島区ですが、2007年の東京電力による南池袋公園地下の変電設備の建設計画がきっかけで、再整備のチャンスがやってきました。
2009年、豊島区はこの整備工事のために公園を閉鎖し、地域住民との話し合いを遂行しました。
このとき、地域住民と行政の間でさまざまなすれ違いがあったようですが、多くの人の協力やアイデアにより、新しい公園へと生まれ変わったのです。
さらに2011年3月の東日本大震災をきっかけに、今は防災のための空間としても利用されています。
全国的にも都市の多様性や、都市空間のリノベーションの成功事例としてピックアップされることもあり、このプロジェクトは大成功を収めました。
まとめ
かつてのネガティブなイメージを払拭した南池袋公園の取り組みは、行政と地域住民の努力のたまものです。
池袋では南池袋公園だけではなく、インフラ設備や駐輪場、商業施設などをはじめ、池袋エリア全体で再開発がおこなわれています。
今後もさらに、区民にとって、明るく住みやすい街へと発展を遂げていくことでしょう。
2020年は新型コロナウイルスの影響により、外出自粛期間が続いています。
感染拡大防止のために今は外出を控えて、コロナ騒動が終息したら公園での楽しい時間を過ごしてくださいね。